食欲不振 3 |
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う、うみゃぁ ♪
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原因は?
私はゴブの食欲不振について、思い違いをしていたようだ。
レンが以前、同じように食べなくなった事があったので、てっきり同じ事がゴブにも起こったのだと思っていた。レンの場合はお正月に帰省したときの事で、明らかにストレス性のものであった。
しかし、ゴブは普段から食欲不振になる事が何度かあったのだ。
ゴブは、レンやイチより半年長く実験施設で暮らした。引き取ったとき、ゴブはボロボロだった。明らかに食餌量は減少しており、小さく毛の混ざったフンをしていた。
引き取った後も、しばらくは殆ど餌を食べない状態であった(結局、実験用の餌は一口も食べなかった)。環境が大きく変わって、ストレスで食べなくなったんだろうと、そのときは思っていた。
ゴブは牧草を食べるようになって、次第にレンやイチに負けないくらい立派なフンをするようになった。一時期、ゴブがあまりに牧草を食べるので牧草入れを2個に増やしたほどであった。しかし、いつしか牧草の消費量は減って行き、牧草入れは1個に戻ったが、ここしばらくは、それすら空になる事がなくなっていた。
ペレットも野菜も喜んで食べているからと、あまり気に留めていなかった。
食餌改善で一時的に良くなったものの、慢性的にお腹の調子が悪かったのではないか?
1年間、その事に気付かなかった。あの汚いウサギが今じゃこんなにキレイになって…と単純に喜んでいた。考えが甘かったようだ。
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2007年6月9日(土)
発症からちょうど1週間。
不覚にも飼い主がダウン。
文鳥たちの「早く起きろコール」に「う〜ん、もうちょっと…」と生返事をしつつ、体が動かない。幸いにも、この日は休日だった(土曜日は隔週で休み)。
昼前になってようやく起き出して、一通り鳥とウサギの世話をした。ゴブの状態は悪くはないようだ。「全く、こっちが点滴して欲しいくらいだわ」とぶーたれつつ、頭痛を押して青菜を買いにスーパーに出かけた。
ゴブは少しずつではあるが確実に良くなってきていた。ペレットは、朝15g、夜10gを完食した(牧草を多く食べて欲しいから、ペレットは少なめに与えた)。牧草は、いつもの半量くらい。
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2007年6月10日(日)
2日間も寝込む訳にはいかないと、何とか予定をこなし、夕方になってようやくゴブを病院へ連れて行った。ゴブは、かなり良くなってきたとはいえ、まだまだ本調子ではない。飲み薬がちょうど終わってしまったので、薬をもらう必要もあった。
出てきたのは、先週の日曜日、保定をしてくださった獣医さん(ちょっと、イヤな予感)。
ペレットを食べるようになり、食餌量も通常の5割程度まで戻ってきた事など、前回からの経過を説明した。
年齢不詳の外見だが、多分お若いのであろうその獣医さんは、体重を測って、「2.4kg、体重増えてますね!」と無邪気におっしゃった。
いいや、そんな筈はない。しかも、今回は私も十分気をつけていた。指一本、触れてない。
丁重に再測定をお願いした。
診察台の上のタオルごとゴブを持ち上げると、秤はちょうど0.00を表示した。タオルを敷いてからテアー仕直して測った値は、2.15kg。
今までも、おそらくはきちんと測れていなかったであろう事も伝えた。
獣医さんは目を白黒させていたが、こっちは超不機嫌である。ここの獣医さんたちは、体重も満足に測れないのかと…。
「じゃあ、今日も点滴します。」
と獣医さんは気を取り直したようにおっしゃったが、本当に点滴が必要な状態なのか、ちょっと怪しい。まあ、毒になるようなものではなかろうし、やればやったなりの効果はあるだろう…。
なんとなく、点滴してそのまま終わってしまいそうな雰囲気だったので、飲み薬が終わってしまったので出して欲しいとお願いした。
「あ、チューブのやつ(毛球症の薬)ですか?」
と言うので、先週の月曜日に出していただいた粉末と液体の薬だと伝えた。
獣医さんは一旦奥に引っ込んでから、しばらくして戻ってきて
「あのう、お薬は目薬みたいな容器でしたか?」と聞いてきた。
「いえ、スポイトの付いた透明の容器でしたよ。」と答えつつ、さらに不機嫌度上昇。
ひょっとして日曜日って、とりあえず点滴しかできない、お薬も出せないような、へなちょこ獣医さんしかいないのではないか…?
・・・という疑惑。
ウサギの診療が難しいのは重々承知している。犬猫メインの動物病院で、ウサギに危害を加えずに診察していただけるだけでもラッキーだという事も分かっている。
でもねぇ、獣医さんのレベルに差がありすぎやしませんかねぇ…。と、とってもむなしいような、悲しいような、そんな気分になってしまったのである。
2007年6月11日(月)〜6月13日(水)
ゴブはその後、順調に回復した。
元通り大きなフンをするようになった。
朝晩のお世話の時には、ペレットをもらえるのを心待ちにしているようなそぶりも見せるようになった。
夜のお散歩タイムは、はしゃぎまわって、ひねりのきいたジャンプ連発である。
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「ゴーちゃん、元気になって良かったねぇ。」
と喜びつつも、気分は落ち込む一方…。
「病院、どうしようか?」
聞いたってゴブが答えてくれる訳もなく…。
予約も取らずに、いつでも気軽に行けるのが良いところではあるが、ある程度決まった先生に診ていただきたいというのが本音である。
まあ、緊急時も必要最低限の処置はしていただけると思えば、それでもいいのかなという考え方もある(時と場合によるであろうが)。
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今日は小松菜
イナバウアー…!?(無理) |
今日はセロリ
これは初めてだぜ! |
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ところで、6月末に予約したエキゾチックペットの専門科診療であるが、これがまたどういう訳か、かなり著名な先生のようである。件のウサギ雑誌に“うさ 家庭の医学”なる連載をなさっておられる先生で、飼育書の監修なども沢山されている。グーグルでざざっと検索してみただけで、ウサギはもちろん、カメ(数種類)、ハムスター、リス、プレーリードッグ、フェレット…果ては“インコ 文鳥 小鳥の気持ちが100%分かる本”なんて頼もしいものもある。
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ウサギ雑誌 |
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カワイイ連載のロゴ |
年4回発行、年間購読料5,000円。
見ごたえ、読みごたえたっぷり。
抱腹絶倒の読者投稿写真も毎度の楽しみ。 |
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予防や早期発見、動物病院での検査・治療法、家庭でできる看護など、いざというとき役に立ちそうな情報満載。 |
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いや、ここまで立派な先生じゃなくていいんだけど…。と、やや困惑。
(何で、こんな田舎にそんな先生が来てくださるのだろう???)
いいのか、こんなやくざなウサギたち診ていただいて…(しかもただの健康診断)
でも、願ってもない機会…これを逃す手はない。
ゴブには苦労をかけたが、うちのウサギたちは、相当に運がいいようだ。
それにしても、何と落差の激しい病院であろうかと、期待半分、ため息半分。
エキゾチックに限らず他の専門科診療だって、それなりの先生方をお招きしているのであろうが、宣伝らしい宣伝もしていないというのも不思議である。やっぱり、謎な病院である。
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